この数年、新型コロナウイルスの感染拡大のため実施ができなかった各種の事業も、コロナの5類への以降の後、次々と再開されています。北陸鉄工協同組合青年部でも4年ぶりに県外への視察研修が再開され、12名の皆さんが北九州への視察研修に参加されました。その様子を、木村光紀さん(副部長)のレポートでお届けします。
【木村副部長の報告より】
今回の視察研修の一番の目玉は九州住電精密㈱本社工場です。まずは工場到着後、同社の担当者から、同社が国内に数か所・海外にも数か所の事業所を持つビックカンパニーであることの説明を受けました。素材製造から工具の製造に至るまで、分社化された内容で、国内移送(素材→工具製造)と海外での現地調達(地産地商)が主流であることにびっくりしました。会社の事業内容に続いては、工場の歴史として、炭鉱復興事業でこの土地に工場が整備されたという工場の歴史を説明していただき、こちらにも感銘を受けました。
そして実際の工場見学がスタート。精度を決定づける工具生産の工場らしく、一般の加工業とは次元が違う加工装置・検査装置に圧倒され、皆、興味深々で各々説明員に質問をしながら見学コースを進んでいきました。
工場見学終了後は「工具加工テストセンター」の見学もあり、最後にはしっかり工具のPRも受けてきました。質疑応答では工場男女比率・ベテラン比率・就業意欲の継続方法など、自分の会社に照らし合わせての質問など多く出て、有意義な視察研修となりました。最後になりましたが、私たちの見学を受け入れて下さった九州住電精密株式会社の皆様、また視察研修にご援助をいただいた組合員各位に、改めて御礼申し上げます。
ギャラリー
青年部の皆さんは学びも遊びも一生懸命。視察研修の旅には、楽しいシーンもたくさんありました。ここでは、その一部を紹介します。