当組合青年部では、毎年秋から冬にかけて、県外(ときには海外)への視察研修を実施。経営者として広い視野を育てるとともに、宿泊を共にすることで交流を深めています。
今年度は広島県へ。世界でもトップクラスの戦艦・大和を建造、現在では海上自衛隊の潜水艦などを建造している造船技術、鉄鋼技術の聖地を訪れました。
今回はその様子を、米澤青年部長のレポートでお送りします。
【米澤青年部長の報告より】
この度、青年部事業として広島県呉市にある「大和ミュージアム」と「てつのくじら館」を視察しました。本研修は鉄工業に携わる組合員の知識拡充と交流の場を提供することを目的に実施し、鉄工技術の歴史とその応用例を学ぶ貴重な機会となりました。
まず、大和ミュージアムでは日本が誇る戦艦大和を中心に戦時中の造船技術や鉄工技術の発展について学びました。展示された戦艦大和の精巧な模型や建造過程を示す資料を通じて当時の先進的な技術力やそれを支えた鉄工業の役割を実感しました。また、戦争による技術革新が現在の産業にもたらした影響について深く考える機会となり、我々が携わる鉄工業が果たす社会的役割について改めて認識しました。
続いて訪問した「てつのくじら館」では、海上自衛隊の潜水艦技術やその歴史を中心に展示が行われており、特に実物の潜水艦の内部構造に触れることができた点が印象的でした。極限環境で使用される潜水艦には鉄工技術の高度な耐久性や精密性が求められ、それを実現する技術力に改めて感銘を受けました。
今回の視察研修を通じて、鉄工業が果たしてきた歴史的な役割と現在の技術的挑戦に対する認識が深まりました。
ギャラリー
青年部の皆さんは学びも遊びも一生懸命。視察研修の旅には、楽しいシーンもたくさんありました。ここでは、その一部を紹介します。